平成29年度 伊万里有田共立病院 病院指標

平成29年度中に当院を退院した患者さんの年齢を10歳刻みで集計しました。
退院患者数は3,696人です。（前年度3,660人）70歳代以上で54％占めています。
退院患者の年齢構成を見ると、その病院の特徴をある程度調べることができます。
定義
平成29年度に一般病棟を退院した患者を対象としています。
年齢は、一般病棟に入院した時点のものを使用しています。
保険外入院は含まれません。

・5大癌についてUICCTNMから示される病期分類について患者数および再発患者数を集計したものです。
・集計期間中に入退院を繰り返した場合はその都度患者数にカウントされます。（述べ患者数）
・再発患者（再発部位によらない）は期間内の患者数で述べ患者数を表示しています。
・癌のStageはⅠ→Ⅳと数字が大きくなるにつれて進行した状態となります。
＜解説＞
・初発者数：胃癌91、大腸癌152、乳癌42、肺癌16、肝癌12
当院では診断から手術、化学療法、緩和ケアを行っております。
H29年度は肺癌以外は手術を施行しており特に大腸癌、胃癌は内視鏡手術、外科的手術、腹腔鏡下手術を行っております。
また乳癌の患者の入院が増えていて、治療は外科的手術や化学療法を行っております。

市中肺炎とは、普段の社会生活を行っている中で罹患した肺炎のことをいいます。 Ａ-ＤＲＯＰ指標で評価したものです。
・年齢が高いほど重症度が高く入院日数も長くなるようです。

【A-DROPシステム】　・A(Age)：男性70歳以上、女性75歳以上
・D(Dehydration)：BUN　21mg/dL以上または脱水あり
・R(Respiration)：SpO2　90%以下(PaO2　60Torr以下)
・O(Orientation)：意識障害あり
・P(Pressure)：収縮期血圧　90mmHg以下
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※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点。
軽症：上記5つの指標の何れも満足しないもの
中等症：上記指標の1つまたは2つを有するもの
重症：上記指標の3つを有するもの
超重症：上記指標の4つまたは5つを有するもの
ただし、意識障害・ショックがあれば1項目のみでも超重症とする

・患者数が10件未満の場合"-"が表示されます。

脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示したものです。
・発症日から「3日以内」と「その他」に分けて集計しています。
・脳梗塞を含む脳卒中は発症からの時間が勝負です。
・当院は急性期治療に力を入れており、侵襲性が少ないアルテプラーゼ靜注療法、脳血管内治療もおこなっております。また急性期治療が終わりましたら速やかに回復期リハ病院等にご紹介させていただき佐賀県西部地区での連携を図っております。

医療の質の改善のため臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべき症例の症例数と全退院患者数に対する発生率を集計したものです。
集計期間内の症例数がすべて10件未満だったため、"-"で表示されます。
手術・処置等の合併症(180040)は、処置に合併する出血、術後の創部の創離開・膿瘍、処置後感染症・合併症、造影剤検査後の副作用などが該当します。